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まとめ

新しいコレクションのクラスをフレームワークに完全に織り込みたい場合に気をつける点を以下にまとめた:

  1. コレクションが可変であるべきか不変であるべきかを決める。
  2. コレクションの適切な基底トレイトを選ぶ。
  3. 適切な実装トレイトを継承することでコレクション演算の大部分を実装する。
  4. map などの演算がこのコレクションのインスタンスを返して欲しければ、このクラスのコンパニオンオブジェクトで暗黙の値 CanBuildFrom を提供する。
 

これで Scala のコレクションがどのように構築されたのか、またどうすれば新しい種類のコレクションを構築できるのかが分かったと思う。Scala の豊富な抽象化のサポートにより、新しいコレクションは多量のメソッドを一から再実装すること無く手に入れることができる。

謝辞

これらのページは Odersky、Spoon、Venners による Programming in Scala 第二版からの内容を含む。我々は Artima 社がこの文書の公開を快諾してくれたことをここに感謝したい。


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