並行マップ 具象可変コレクションクラス ハッシュテーブル ウィークハッシュマップ 目次
最新版は Scala Documentation に移行しました。

ウィークハッシュマップ

ウィークハッシュマップ (WeakHashMap) は、ガーベッジコレクタがマップから「弱キー」への参照を追跡しないという特殊なハッシュマップだ。 他にキーを参照するものが無くなると、キーとその関連する値はマップから勝手にいなくなる。ウィークハッシュマップは、キーに対する時間のかかる計算結果を再利用するキャッシュのような用途に向いている。キーとその計算結果が普通のハッシュマップに格納された場合、そのマップは限りなく大きくなり続け、キーはガベージコレクタに永遠に回収されない。ウィークハッシュマップを使うことでこの問題を回避できる。キーオブジェクトが到達不可能になり次第、そのエントリーごとウィークハッシュマップから削除される。 Scala のウィークハッシュマップは、Java による実装 java.util.WeakHashMap のラッパーである WeakHashMap クラスにより実装されている。

続いては、並行マップ


並行マップ 具象可変コレクションクラス ハッシュテーブル ウィークハッシュマップ 目次